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Nokia社がTI社の「1チップ・ケータイ」技術を採用,まずは廉価版のGSM/GPRS端末に

  • 菊池 隆裕=日経エレクトロニクス
  • 2005/01/24 18:05
  • 1/1ページ

 米Texas Instruments Inc.は,同社のRF技術「DRP(digital RF processor)」に基づき携帯電話機の主要機能を1チップ化したマイクロコントローラを,フィンランドNokia Corp.が採用すると発表した。既に2004年12月から,90nmルールのCMOS技術で製造したサンプル品を提供し始めているという。Nokia社は,まずはGSM/GPRSに対応する低価格機種に採用するとしているが,現時点では具体的な搭載機種や発売時期については言及していない。

 TI社のDRP技術は,デジタル・ベースバンド処理回路,SRAM,論理回路,RF回路,電源管理回路およびアナログ機能を1チップに集積するためのもの。DRPを応用した製品としては,まず2002年6月にBluetooth用LSI「BRF6100」を発表,その後継品として「BRF6150」「BRF6300」を製品化していた。今回は,Bluetoothに続いてGSM/GPRS端末にも適用したことになる。

 今回の基本機能を集積したLSIの先には,アプリケーション処理を行う携帯機器向けプロセサ「OMAP」のほか,デジタル・テレビやGPS,無線LAN,W-CDMAの各回路を集積した高機能版LSIがある。

 アプリケーション処理機能まで組み込んだLSIの実現に関しては,NTTドコモが2004年夏,TI社に対して55億円,ルネサス テクノロジに対して70億円の技術投資を行っている(詳しくは 2004年8月16日号Leading Trends「半導体メーカーに投資するNTTドコモの思惑」)参照)。

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