ペン型ケータイ「P7」。ペンにしては少し太いのであるが…
ペン型ケータイ「P7」。ペンにしては少し太いのであるが…
[画像のクリックで拡大表示]

 中国の大手メーカーである海爾集団公司(Haier Group,以下ハイアール)の米国子会社であるHaier America社が,ペン型の携帯電話機「P7」を「2005 International CES」に出展している。ペン型といっても実際にペン先がついているわけではない。単に長細いだけなのであるが,その形で多くの来場者の注目を集めていた。

 P7はトライバンドのGSM/GPRS機である。外形寸法は150mm×27mm×18.2mmで,重さは65 g。連続通話時間は3時間以上,同待ち受け時間は120~140時間だという。VGAサイズの写真が撮影できるカメラが背面についていて,ペンをポケットに入れたときなどに止めるためのクリップ部分がレンズ・カバーになっていて,スライドさせるとレンズが現れる。

 液晶パネルは縦長のちょっと特殊な形状をしている。約6万5000色表示のカラー液晶パネルである。WAP 2.0,SMS,MMSなどに対応し,着信メロディーをダウンロードして40和音で鳴らすこともできる。説明員に「なぜペン型をやりたかったのか」と聞いたところ「だって,ほかのと違っていて目立つじゃないか」というなんともストレートな答えが返ってきた。

上部にカメラのレンズが見える
上部にカメラのレンズが見える
[画像のクリックで拡大表示]