ダイワ精工,ゴルフクラブのシャフトをフラーレンで軽量・高強度化
開発のポイントは,カーボン繊維製のシャフトにフラーレンを配合したこと。フロンティアカーボン(東京・中央,友納 茂樹社長)のC60/C70混合フラーレンを用いた(関連記事)。通常,カーボン繊維製のシャフトは,カーボン繊維とバインダーからなるシートを筒状に丸め,熱処理を加えて製造する。新製品は,製造工程でフラーレンを配合した。
展示会は最終製品の性能を重要視するゴルフショップ向けに開催されたことから,用いた素材や製造に関する詳しい技術データは公表しなかったが,カタログに記載した「従来よりカーボン繊維量を5%高めた」という表記から,最終製品に含まれるバインダーの量を減らしつつも,フラーレンによってカーボン繊維の結合力を高めたと考えられる。
シャフトの固さの指標となるフレックスで「R」というタイプの質量は47g。同社によれば従来の同等製品の質量は50〜60gということから,最大で20%程度軽くすることができた。GIIIは一般向けのゴルフクラブだが,従来より軽量である特徴などから,50代,60代のユーザー層に注目されるだろうとダイワ精工は予想している。販売価格は,同クラスの一般製品に対して20〜30%高めに設定した。なお,技術的なデータは,追って報道する。(黒川 卓)
【写真1】シャフトにフラーレンを配合したゴルフクラブ「GIII」の2005年モデル
【写真2】新製品発表会の風景。10月から11月にかけ,札幌,東京,名古屋,大阪,福岡で開催する。写真は東京会場となったホテルルートイン東京東陽町(10月21日)
















