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東芝,純メタノールでパッシブ型DMFCを開発

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2004/06/25 00:00
神保 進一
出典:日経ナノテクノロジー, (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)
 東芝は2004年6月24日,燃料に純メタノール(濃度99.5%以上)を使いながら,それを希釈せずに動作するパッシブ型直接メタノール燃料電池(DMFC)を開発したと発表した。

 東芝の発表によると,従来のパッシブ型DMFCに対して,(1)ナノメートル・サイズの触媒微粒子を高密度に配置する新構造の電極を開発して反応性を高めるとともに,(2)電解質膜の性能を最適化した高分子電解質膜を採用し,メタノールのクロスオーバーによる影響を抑えた---ことで純メタノールのパッシブ型DMFCを開発できた。

 今回開発したDMFCは,横22mm×縦56mm×厚さ4.5mm〜9.1mm(写真)に2mlの燃料タンクを含み,重量は8.5g(2mlの燃料を含む)。出力は100mWで,小型オーディオプレーヤを20時間駆動できる,という。

 セルサイズを変更することで出力を高めることができ,今回の純メタノール・パッシブ型DMFCについては,2005年中の実用化を目指している。なお,すでに東芝はアクティブ型DMFCも開発しており,これも併せて実用化を目指す。(神保 進一)

【写真】東芝が発表した純メタノール・パッシブ型DMFC。出典:発表資料
【写真】東芝が発表した純メタノール・パッシブ型DMFC。出典:発表資料