東北大名誉教授福田氏,ZnOとGaNのバルク単結晶成長でロードマップ発表
それによると,平成16年度から国家プロジェクト,具体的には新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の民間基盤技術研究開発支援事業や産業技術研究助成事業(若手),経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業や地域新規産業創造技術開発費補助などに申請する。
ZnOに関しては,福田氏らが開発した水熱法を東京電波に技術移転して直径2インチの単結晶成長に成功しているが(写真2),これの3インチ大口径化で東京電波と,応用製品として圧力センサーなどの開発で岩手県と,応用製品として超高速シンチレータの開発で東北大学と共同で申請する。
GaNに関しては,水熱法を応用し溶媒にNH3を使う“安熱法”を研究開発中であるが,三菱化学と共同で申請し,2005年には直径1インチの単結晶化,2007年には2インチの単結晶化を目指す。
三菱化学は「同社が持っている蛍光体技術と組み合わせた高効率固体照明部品の開発を目的」(三菱化学科学技術研究センター 副社長 兼 R&TD事業部門長 田中 栄司氏)に,2002年から3年間の予定で福田氏に対して寄附研究(5000万円/年)を提供してGaNの単結晶化の研究を支援している。これを国家プロジェクトとして引き継ぐ考えだ。(神保 進一)

【写真1】東北大学名誉教授 福田 承生氏(左)と寄附研究を提供している側の三菱化学科学技術研究センター 副社長 兼 R&TD事業部門長 田中 栄司氏

【写真2】福田氏らが開発した水熱法を使って東京電波が製造したZnOの2インチ単結晶
















