松下電器が商品化間近のナノテクを展示,CEATECで
同社が展示した試作品は,フレキシブル多層シートデバイス(写真1,2002年5月21日付の記事参照)をはじめ,薄膜の結晶構造をナノスケールで制御する技術が,実現のポイントとなる。シートデバイスのほか,次世代ビデオレコーダー用の高密度・大容量光ディスク技術(写真2左),SiC(炭化ケイ素)半導体を用いたパワーデバイス(同右),CIS(CuInSe2,銅とインジウムとセレンの化合物)薄膜を用いて変換効率18%以上を達成した太陽電池の試作品を展示した。
例えばシートデバイスの場合,2002年10月に単層型のサンプル出荷を開始し,2003年度内に多層型を商品化することを,同社は計画している。(日経ナノテクノロジー 桜井敬三)
【写真1】フレキシブル多層シートデバイス

【写真2】次世代ビデオレコーダー用の高密度・大容量光ディスク(左)と,SiC半導体を用いたパワーデバイス(右)

【写真3】CIS薄膜を用いて変換効率18%以上を達成した太陽電池。ちなみに,一般的なシリコン系の太陽電池の変換効率は高くて12%程度。また,シリコン系に比べて,膜厚は1/100程度の1μmと薄いので,曲面状にもしやすく,材料コストも安く抑えられる
















