ダイハツ工業は2015年6月、軽スポーツカー「コペン」に「セロ」を追加した(図1)。これまで「ローブ」と「XPLAY」という2モデルを発売しており、第3のモデルとなる。10月からは、ボディー外板だけを交換し、違うデザインに着せ替えられるキットも発売する。

図1 ダイハツ工業の「コペンセロ」
丸形のヘッドランプとリア・コンビネーション・ランプを採用し、女性ユーザーを狙う。

 セロは丸型のヘッドランプとリア・コンビネーション・ランプを採用したことが特徴である。丸型のランプに合わせて、フードやバンパー、フェンダーなどの形状も異なっている。先に発売したローブとXPLAYは、外板で唯一鋼製となるドアの形状が互いに異なっているが、セロはローブと同じドアを採用している。

 このため、以前ローブを購入したユーザーは、樹脂外板8部品とランプを交換することで、セロの外観に変更できる(図2)。ダイハツが主張していた、「買ってから着せ替える」という構造が初めて実現することになる。8部品はフード、トランクリッド、前後のバンパー、前後左右のフェンダー。外板は全部で11部品で構成するが、同じ色で着せ替える場合は、左右のロッカーパネルとフューエルリッドは共用できる。このため、8部品とランプだけをセットとして販売する。

図2 「セロ」と「ローブ」の外板部品
両車はドア形状が同じため、外板とランプを着せ替えれば互いを入れ替えることができる。
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