本コラムでは、日本に生産拠点を置く外資系半導体メーカーで長く技術マネジメントに携わった江本知正氏が、これまでの経験を基に、グローバル時代を技術者が生き抜くために必須となるコミュニケーション・スキルの重要性を紹介する。具体的には、人の話を聴くことの大切さ、情報発信にあたって注意すべきこと、また日々の仕事への取り組み方などを取り上げる。
江本知正(えもと・ともまさ)
パインリーフコンサルティング代表
1978年広島大学大学院 理学研究科修士課程終了。京都セラミック材料研究所を経て、1981年日本TI 鳩ヶ谷工場入社。米国勤務後、1989年美浦工場に異動。多くのプロセス開発・改善のプロジェクトを担当。1999 年技術開発企画部長としてビジネス部門と研究開発、製造との技術窓口を担当。2009年技術戦略企画統括部長兼TIJ Technical Ladder Policy Board Chairman。2013年6月、日本TIを定年退職、現職に。