マツダが、「ロードスター」を10年ぶりに全面改良した。販売が好調な「CX-5」以降の第6世代商品群の総仕上げと言える車両だ。「原点回帰」を旗印に、26年前に発売した初代に近い990kgという超軽量化を実現した。
マツダが、2015年6月に発売する二人乗りのオープンカーである4代目「ロードスター(ND型)」(図1)。同年3月中旬に開催した試乗会の場で、マツダは同車の位置付けについて異例の説明をした。開発を率いた山本修弘氏(商品本部主査)が、ロードスターはマツダブランドのファミリーであると強調したことだ。同社のブランド力が高まっていることを象徴する出来事だった。