ホンダは2015年2月、乗用ミニバンタイプの新型ハイブリッド車(HEV)「ジェイド」(図1)を発売した。セダン並みの低い車高でありながら、従来のミニバンと同等の車内空間を確保した。また、1モーター式のハイブリッドシステムを搭載し、25.0km/LのJC08モード燃費を達成した。

図1 ミニバンタイプの新型HEV「ジェイド」
4代目「オデッセイ」に比べて全長は150mm、全幅は25mm、全高は15mm短いが、室内空間は変わらない。
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 日本のミニバン市場は減少傾向にあるが、依然として3列シートの需要は残っている。ただし都市部のユーザーにとっては、「車高が高いミニバンは、立体駐車場に入らない」という課題があった。