異種材料接合のポイント
組み合わせ次第で設計が変わる
目次
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最終回:樹脂を金属に「縫い込む」(下)
「DLAMP(ディーランプ)」は、ダイセルポリマーが開発した異種材料接合技術である。レーザーを金属表面に照射して、ステッチアンカー(縫い込み構造)という特殊な断面形状を作ることで接合する。接合のメカニズムは、アンカー効果で強く結び付く機械的な接合であると解釈している。他社の接合技術のメカニズムについ…日経ものづくり
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第10回:樹脂を金属に「縫い込む」(上)
ダイセルポリマー(本社東京)が開発した、金属と樹脂の新しい接合技術「DLAMP(ディーランプ)」を紹介する。この技術を初めて発表したのは2014年3月で、同年4月に展示会に出展し、技術雑誌で技術内容を説明するなどしている。日経ものづくり
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第9回:レーザーとプラズマによる金属・樹脂接合(下)
輝創(本社名古屋市)が開発中の異種材料接合技術の特徴は、レーザーとプラズマの両方を利用して金属と樹脂を直接接合することである。プラズマによって処理した樹脂と金属を重ね、樹脂側からレーザーを照射することで樹脂を透過したレーザーが金属を発熱させる。すると、溶融した樹脂が金属表面の微細な凹凸に入り込むと同…日経ものづくり
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第8回:レーザーとプラズマによる金属・樹脂接合(上)
輝創(本社名古屋市)は、レーザーとプラズマの両方を利用して、金属と樹脂を直接接合する技術を開発している*1。レーザー応用機器開発の一環として取り組んでいる技術である。この技術の概要や接合方法、接合メカニズムなどについて説明する*2。日経ものづくり
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第7回:ゴムと樹脂を化学的に結合させる(下)
「ラジカロック」は、ゴムの分子と樹脂の分子を架橋結合させることで、完全に一体化させる結合技術である。ゴムはエチレン・プロピレン・ジエン・ゴム(EPDM)やシリコーンゴムなどの過酸化物架橋型の合成ゴムを使う。化学結合のため、接着の場合とは違って接着界面がなく、接合強度が大きいことが特徴だ。日経ものづくり
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第6回:ゴムと樹脂を化学的に結合させる(上)
中野製作所(本社東京)は、ゴムと樹脂を化学的に直接結合させる技術「ラジカロック」を開発した。接着剤も表面改質も必要ない。ダイセル・エボニック(本社東京)の「K&K」技術(特許技術)をベースに中野製作所が開発した、ゴム〔主としてエチレン・プロピレン・ジエン・ゴム(EPDM)〕の配合技術と成形技術から成…日経ものづくり
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第5回:エッチング処理を応用した金属・樹脂接合(下)
メック(本社兵庫県尼崎市)が開発した「AMALPHA(アマルファ)」は、電子回路基板の金属表面に樹脂を密着させるための表面粗化剤を応用して開発した、新しい異種材料接合技術である日経ものづくり
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第4回:エッチング処理を応用した金属・樹脂接合(上)
メック(本社兵庫県尼崎市)は、金属のエッチング加工に使う薬品のメーカーである。中でも、電子回路基板の銅の表面にμmサイズの凹凸を形成するための銅表面粗化剤を多く手掛けている。これを応用することによって、金属と樹脂を直接接合する異種材料接合技術「AMALPHA(アマルファ)」を開発した。以下、この技術…日経ものづくり
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第3回:アルミダイカストと鋼の塑性流動結合技術
京浜精密工業(本社横浜市)は、アルミダイカストの薄肉管と鋼軸を塑性流動結合させる技術を実用化し、自動車部品の製造に利用している*1。部品は、可変バルブタイミング機構のアクチュエーター・ハウジング。この技術について解説する*2。日経ものづくり
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第2回:異種金属接合を使ったサブフレームの開発
鋼(スチール)とアルミニウム合金の接合技術を使って軽量化したフロント・サブフレーム(以下、サブフレーム)の開発について解説する*。まず、このサブフレームの開発の背景について説明し、続いて接合技術を含む新技術について説明する。日経ものづくり
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第1回:異なる樹脂、樹脂と金属の直接接合技術
大成プラスが開発した、接着剤を使わずに樹脂と金属を接合する技術、および異なる樹脂同士の接合技術について解説する。日経ものづくり