経営コンサルタント/O2(オーツー) 戦略ディビジョン プリンシパル
「出る杭」を育てる時代
元ソニーの異端児が語る人材育成論
経営コンサルタント/O2(オーツー) 戦略ディビジョン プリンシパル
目次
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最終回:「全体最適」から考える本当の顧客と価値
これまで(2015年2~5月号)、「出る杭」について、次のように分析してきた。すなわち、出る杭は「全体最適」を重んじる人間=「T字型人間」であり、常識破りの変化=イノベーションを起こす人間であること。T字型人間とは、精神の「知」の領域に「高い論理的思考力」、「情」の領域に「強い普遍への好感」、「意」…日経ものづくり
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第4回:価値観や論理とは何かを問い、思考力を鍛錬
これまで(2015年2~4月号)、「出る杭」とは、「全体最適」を重んじる人間=「T字型人間」であり、常識破りの変化=イノベーションを起こす人間であること、現代は「T字型人間」を育てるべき時代であることを述べた。「T字型人間」とは、精神の「知」の領域に「高い論理的思考力」、「情」の領域に「強い普遍への…日経ものづくり
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第3回:本質を求めて「深く」「広く」「正しく」考える
前2回(2015年2~3月号)で、「出る杭」とは、「部分最適」を重んじる人間=「I字型人間」に対して、「全体最適」を重んじる人間=「T字型人間」であること、故にT字型人間は「常識」という「部分最適」に基づく考え方を疑い、常識破りの変化=イノベーションを起こす人間であること、現代はT字型人間の出現を待…日経ものづくり
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第2回:なぜ「T字型人間」を育成すべきなのか
前回(2015年2月号)は、世の中の多数派である「部分最適」を重んじる人間=「I字型人間」に対して、「出る杭」とは少数派である「全体最適」を重んじる人間=「T字型人間」であり、故に「常識」という「部分最適」に基づく考え方を疑い、常識破りの変化=イノベーションを起こす人間であると述べた。今回は、なぜ今…日経ものづくり
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第1回:イノベーションを起こす歓迎すべき「出る杭」
「先生、僕たちは、本当に変わりましたよ」─。研修初日には「意味が分からない研修」とこぼしていたリーダー格の受講生が、1カ月後にそう言った。2014年秋から年末にかけて、大手メーカー3社の幹部候補生15人を集めて実施した「出る杭」を育成する研修、「出る杭研修」でのことである(図1)。日経ものづくり