ものづくりQUIZ
目次
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この実験、どんな変化が起こる?
写真は、ある実験を開始した直後の状態だ。コンクリート(モルタル)板と、水の入った容器がある。上から薄い樹脂製シートがかぶさり、左端はコンクリートの上面に接触し、右端は水に入っている。さて、実験が進むと、この仕掛けにある変化が起こる。それは[A][B][C]のどれだろうか
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塗装レスでこの光沢 その新しい加飾技術とは?
写真は、自動車のドアミラーカバーのサンプル。実用化されている現行のドアミラーカバーよりも光沢があり、深みのある色になっている。現行のドアミラーカバーは、樹脂成形品の表面にカラー塗装を施し、その上をクリア塗装で覆うのが一般的だ。だが、このサンプル品には塗装を使ってはいない。さて、その新しい加飾技術とは…
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“塩味”を再現するフォーク。どうやって?
写真は、一見何の変哲もないフォークだが、“塩味”を再現するという特殊な機能を持っている。東京大学大学院情報学環・暦本研究室の中村裕美氏の研究を応用して開発した。塩分の摂取を制限されている高血圧症の人に、朗報となりそうな技術である。さて、このフォークはどうやって塩味を再現してい…
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暗闇に浮かぶ青白い帯、その正体は?
青白く光る幅30cmほどの帯は、人にどの方向へ進めばよいかを示している。蓄光材料で光らせているため、停電時などでも見える。しかし、この帯はもともと、暗闇で避難路を示すために作られたものではなく、光ることは副次的な機能である。―――帯の正体は何だろうか。
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書き方で線の太さが変わるボールペン。 筆圧以外の制御方法とは?
三菱鉛筆が開発した「ユニボール エア」は、ユーザーの書き方によって線の太さを変えられるボールペンだ*。「このような機能を持つボールペンは世界初」(同社)である。太さを制御する方法は大きく2つある。1つが筆圧の強さ。筆圧が大きければ線が太く、小さけば線が細くなる。もう1つ、筆圧以外に線の太さを制御する…
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金型も砂型も使わない仕上げ不要の鋳造品。 型の材料とは?
バリのないきれいな形状に、滑らかな表面。写真は、アルミニウム合金製のチェスの駒(手前、先手の駒)だ。鋳造品である。驚くのは、金型(金型鋼を使った型)を使わずに、高い寸法精度と優れた表面粗さを実現していること。おまけに、コストは金型よりも低い。もちろん、砂型による鋳造品に対して切削や研削、磨きといった…
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金属製の折り鶴、その素材とは?
写真の金色の折り鶴、その素材は金属だ。しかも、切削加工などで作ったわけではなく、折り紙と同様の手順で金属製の薄い素材を折り曲げて作った。さて、折り紙と同じように扱えるその素材とは何だろうか。
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ヒト型ロボットが自動運転するバイク、現時点の最高速度は?
写真はヤマハ発動機が開発を進めるヒト型ロボット「MOTOBOT ver.1」が大型2輪車を運転している様子だ。ロボットが人間のように運転できるため、通常の2輪車本体を改造することなく自動運転を実現できる。開発スタートから1年が経ったMOTOBOTは徐々に、そのドライビングテクニックを高めている。さて…
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この色付きステッチ 、縫わずにどう造る?
写真は、自動車の内装部品であるセンターコンソールボックスを模したサンプル。宇部興産機械(本社山口県宇部市)が製作した。表皮とは異なる色のカラフルなステッチが、デザイン性を高め、上質感を醸し出している。拡大すると、きれいな縫い目(ステッチ)が見える。ところが、実はこのステッチは縫ったものではない。どの…
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途中の紙を抜き差しできる2穴ファイル。 綴じ足の状態はどう変わる?
写真は、キョーワハーツ(本社横浜市)が発売する2穴式のファイル(バインダー)「NOUQUE(ヌーケ)」。最大の特徴は、どの位置にある書類でも抜き差しできることだ。抜きたい書類が奥にあっても、手前にある紙をどかす必要がない。実は、書類には単純な穴ではなく、端から細い切り込みを同時に入れてある。抜く時に…
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C・ロナウドの等身大フィギュア その特徴や造り方で正しくないのはどれ?
世界的なサッカー選手、クリスティアーノ(C)・ロナウド氏。その本人が驚くほど瓜二つの等身大フィギュアが誕生した。3Dスキャナーを使い、身体の特徴を詳細に把握。3Dプリンターと既存工法を適材適所で組み合わせることで、さまざまなパーツを短時間かつ精巧に造り上げた*。その特徴や造り方をA~Hに記したが、正…
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部品点数40の義手、組立時間は何分?
写真は、イクシー(本社東京)が開発した筋電義手「handiii」の試作品だ。実際の手のように指を曲げ伸ばしできる。その動きを各指1個のアクチュエーターで実現するリンク機構があるため、部品点数は約40と多い。さて、この義手は3Dプリンターで造形したものだが、組み立てに要した時間は何分だろうか。なお、金…
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トヨタ自動車の最新生産設備、何を、どのように造っているのか?
シンプルでスリム、コンパクトな生産技術の開発に力を入れるトヨタ自動車。その“秘中の秘”である最新の生産設備を本誌は取材できた。造っているのは一般的な自動車部品だが、その造り方は画期的だ。同じ方法を実現するどころか、試してみようと思う自動車メーカーすら、世界で他にないだろう。昨今のトレンドであるフレキ…
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「3Dソーセージ」どう造る?
大多摩ハム小林商会(本社東京都福生市)は、複雑な3D形状のソーセージを造る技術を開発、バラの花の形をした「TOKYO-X 3Dソーセージ ローズパステート」を発売している。花びらだけでなく、裏から見ると「がく」まで再現してある。型に詰め成形するのだが、安価かつ安定的に造るため、型の材質や構造を工夫し…
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「アリ型」ならではのロボットの動きとは?
写真は、ドイツFesto社が開発したアリ型ロボット「Bionic ANTs」。長さ135×高さ43×幅150mm、質量105gと本物のアリよりやや大きいが、その動きはまさにアリだ。単に6本の足で移動するということだけでなく、ある目的を達成する際の動き方についても、自然界のアリの行動を参考にした。さて…
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“紙抄き”技術を応用した“CFRP”。その利点とは?
炭素繊維強化樹脂(CFRP)、中でも、加熱すると軟化し冷却すると固化する熱可塑性樹脂を使った「CFRTP」が今、注目を集めている。加熱すると固化する熱硬化性樹脂を使ったCFRPよりも成形時間が短くて済むため、実用化の敷居が下がることが最大の理由だ*1。写真は、そのCFRTPを使った成形品のサンプル。…
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手で持てる超小型洗濯機「コトン」、衣類に接する先端部の動作とは?
ハイアールアジア(本社東京)は、世界初の手で持てる超小型洗濯機「HCW-HW1」(愛称「コトン」)を2015年2月に発売した。これ単体で染みなどの部分汚れを洗い落とした上で、すすぎまでこなせる。衣類全体の汚れを落とすことはできないが、部分汚れの洗浄能力は家庭用洗濯機を上回るという。
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水中用お掃除ロボットは、どうやって船体にしがみつくのか?
海上保安庁が巡視船などの稼働率の改善のため、「船底清掃水中ロボット」を導入することが2014年末に明らかになった。このロボットは、水面下の船側や船底の表面に張り付いて走り回り、藻などの水中生物からなる汚れをブラシで落とす。船が航行時に水から受ける抵抗が減り、燃料消費量とCO2排出量を大きく削減できる…