Emerging Biz
目次
-
5Gの覇権狙うQualcomm、BroadcomとAppleが強襲
特許による剛腕事業モデルは崩壊か
携帯電話/スマートフォン向け半導体業界の巨人、米Qualcomm社。米Broadcom社か ら敵対的買収を仕掛けられ、米Apple社からは特許契約を巡り提訴されている。自動運 転車やセンサー機器などの通信基盤となる5G(第5世代移動通信システム)時代に Qualcomm社の事業モデルは通用するのか。…日経エレクトロニクス
-
期待と失望の間で戸惑う利用者、絵に描いたAI活用を現実に
【テクノ大喜利まとめ】2018年の注目・期待・懸念(AI編)
2017年は、ICT業界や電子業界の各企業がこぞって、自社の人工知能(AI)技術をアピールするようになった。そうした中には、これまでAI関連の技術開発をしてきたとは思えないのに、慌てたように技術発表する企業も含まれていた。製品も試作品もないコンセプトレベルのAI技術も多く、「うちの製品は、実際に動か…日経エレクトロニクス
-
暗黙の高品質を見える化して、高付加価値ビジネスへと昇華
【テクノ大喜利まとめ】「高品質立国ニッポン」は幻想か
神戸製鋼の品質検査データの改ざん、日産自動車や富士重工業などでの完成車の無資格者検査など、日本企業による品質管理での不正が次々と明るみになった。日本の製造業の品質に対する信頼が大きく揺らいでいる。日経エレクトロニクス
-
ネット革命のサードインパクト、ブロックチェーンに備えろ
【テクノ大喜利まとめ】ブロックチェーンが電子産業にもたらすもの
仮想通貨の基礎技術であるブロックチェーン(分散型台帳技術)の応用拡大に注目が集まっている。仮想通貨は多くの懸念がありながらも、大手金融機関にも活用が広がり、買い物に使える店も登場している。ブロックチェーンには、資産価値や取引の正当性を中央管理者不要で担保できるなどの特徴がある。これを生かして、知的財…日経エレクトロニクス
-
TSMC、30年目の岐路、新経営陣の前に難題
微細加工技術の進展とそれによる設備投資額の高騰。こうしたトレンドを追い風に台湾TSMC(台積電)社は、半導体業界の中核企業となった。しかし同社といえども盤石ではない。会社の寿命は30年とも言う。環境変化に応じて事業を変えなければならない。大口顧客や各国政府の動きなどから事業リスクを見ていく。日経エレクトロニクス
-
中小組織で活躍する技術者、顧客課題から事業も設計
技術者の働き方を考える連続解説の第3回。最終回に当たる今回は、電子技術者を抱える新興家電メーカーを中心に、小規模企業が電子技術者に求める役割を探る。大手メーカーに入社したものの自ら社外で開発プロジェクトを立ち上げた技術者の事例や、技術者を社会に送り出す役割を担う大学の取り組みも紹介する。日経エレクトロニクス
-
指標なく迷える半導体業界、虚を突くアイデア席巻の好機か
【テクノ大喜利まとめ】ブラックボックス化する半導体産業の動き
半導体市場は史上空前の好景気にある。ただし、好不況の波が激しいのは半導体市場の常。確かな実測データから変調の兆しをいち早く察知したいものだ。ところが、業界団体の統計値では市場の動きを正確に計れなくなってきた。世界半導体市場統計(WSTS)は、2017年6月に前年比11.5%増とした2017年半導体市…日経エレクトロニクス
-
大ヒットBluetoothイヤホン、中国・東莞工場に見る勝因
世界最大のオーディオ機器産業集積地となった中国で、BluetoothイヤホンのEMS(受託製造サービス)/ODM(受託設計製造)を手掛けて急成長している中国企業を紹介する。この企業は、内製と外注を巧みに使い分け高性能品を安く提供している。中国における製造業の勝ちパターンの一つを示しているかもしれない…日経エレクトロニクス
-
大手メーカーが技術者に望む、作る力より編む力
電子技術者の役割が変質している。人材会社に焦点を当てた前号の記事に続き、大手電機メーカーへの取材をもとに解説する。開発分野によって異なるが、新たな要素技術を生み出したり、既存品の改良版を効率よく開発したりする力よりも、手持ちの技術を素早く組み上げ顧客ニーズに応える力が重視される傾向にある。日経エレクトロニクス
-
エンジン車廃止は未曾有のプロジェクト、商機もリスクも巨大
【テクノ大喜利まとめ】エンジン車廃止の潮流に商機を探る
エンジン車を廃止する動きが世界中で突然活発化してきた。フランスと英国の政府は、2040年以降、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止すると発表。インドは2030年までにエンジン車の国内販売を禁止し、巨大市場の中国もエンジン車の生産・販売を禁止する検討に入った。スウェーデンVolvo社は2019年に…日経エレクトロニクス
-
なぜGoogleはHTC社員を大人買いしたか
泥舟になっていた台湾HTC社から社員2000人が米Google社に移籍する。スマートフォン市場の衰退期、そしてAR(拡張現実)市場の勃興期に起きた今回の取引について、両社首脳は詳細な狙いを外部にほとんど話していない。HTC社内に知古を持ち、台湾で動向をウオッチしてきた著者が読み解く。日経エレクトロニクス
-
5Gビジネスの成否は、立ち上げ期の投資回収シナリオ次第
【テクノ大喜利まとめ】商用化迫る5G、何に使うの?
第5世代移動体通信システム「5G」が研究開発から商品化の段階に移りつつある。2019年中に商用展開が始まる可能性が出てきた。5Gは、仮想現実感(VR)、IoT、M2M、コネクテッドカーのような新しい用途を想定。最終的には20Gビット/秒もの超高速・大容量の「eMBB」、1平方km当たり100万台をつ…日経エレクトロニクス
-
サイクルシェア、急激普及のわけ、通信はGSMからNB-IoTへ
サイクルシェアリングが突如、爆発的に中国で普及した。その波は早くも日本を含めた海外に及んでいる。その一方で自転車の放置やデポジットの未返却といった社会問題も引き起こしている。各自転車は電子部品を搭載しており、MediaTek社のように潤う企業が出てきた。日経エレクトロニクス
-
求人活況の裏で変わる技術者、人材会社が促す“脱・社員”
電子技術者にとって、個人の力量が問われる時代が訪れた。必要とされる技術の移り変わりが速く、大手電機メーカーは電子技術者の雇用の継続に慎重になっている。電子技術者を正社員として積極的に採用しているのは人材会社だ。その取り組みから、電子技術者職の未来を探った。日経エレクトロニクス
-
ソニーの果敢な車載挑戦、覚悟を貫けば新しい時代が開く
【テクノ大喜利まとめ】ルビコン川を渡ったソニーの未来
イメージセンサーのトップ企業・ソニーセミコンダクタソリューションズと独Bosch社が、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転向けの車載カメラを共同開発する。夜道でも周囲の状況を確実に検知できるカメラ技術を狙う。ソニーのイメージセンサーと画像処理技術はデンソーにも供給される予定で、車載向けに本腰を…日経エレクトロニクス
-
巨象・新星と成長市場で対峙する、挑戦者ルネサスに期待する
【テクノ大喜利まとめ】ルネサスの復活は本物か?
これまで泥沼の苦境の中にいたルネサス エレクトロニクスに、明るい話題が続いている。足下の業績は極めて好調。2017年第1四半期の売上高は前年同期比5.9%増の1776億円、営業利益は同62%増の255億円となった。将来の売り上げにつながる車載マイコンの商談も順調に伸び、2016年度は9カ月目の段階で…日経エレクトロニクス
-
パソコン産業の強みをIoTへ 台湾が垂直立ち上げ新戦略
「COMPUTEX」に見るアジア・シリコンバレー計画
パソコンで培ったエコシステムをスタートアップと結びつけ、IoTなどの新産業の立ち上げを加速しよう──そんな意気込みが強く感じられた今年のCOMPUTEX TAIPEI(2017年5月30日~6月3日、台北市)。IoTの要素技術がそろい、いかに顧客目線で技術を実装できるかが成否を決める。アイデアは即座…日経エレクトロニクス
-
AIを食らわば皿まで。日本の強みをシステム化して世界に売れ
【テクノ大喜利まとめ】AIで崩壊?ニッポンの製造業
AIの活用を見据えて、先進的ユーザー企業と大手ICTベンダーが進める実証実験からAIの効果的な使いどころがハッキリとしてきた。「熟練者の属人的知恵である『暗黙知』の扱い、複雑に絡み合う数多くの要因の『擦り合わせ』など従来ICTが踏み込めなかった領域で、効果が最も大きい」という。日経エレクトロニクス
-
親会社救済より夢ある未来、東芝メモリが進むべき王道
【テクノ大喜利まとめ】どうなる、東芝メモリ(仮)
2017年4月1日に分社化されたNANDフラッシュメモリー事業専業の新会社「東芝メモリ」の売却先選びが佳境に入ってきた。東芝は株式の過半を売却する予定であり、同社の名称は(仮)をつけて呼んだ方がよい状態である。東芝メモリの事業は、競合企業やユーザー企業などにとって紛れもない優良事業。ところが、ここ数…日経エレクトロニクス
-
目立ったもの勝ちの中国製イヤホン、有名人も一役
中国流の商法の一方、一足早くBluetoothイヤホンが普及した中国内では新たな方法で信頼感を高めた企業が成長している。一つは著名人の参画。もう一つは大手音楽ストリーミング企業による企画販売だ。日経エレクトロニクス