Emerging Tech
目次
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モビリティー事業でどう稼ぐ、日米欧の大手が競い、組む
「CES 2018」に見る製造業の模索
ここ数年、自動車ショーと見間違うかのような展示でにぎわう「CES」。2018年も話題の中心は自動車だ。その自動車を含むモビリティーの電動化・自動化が、メーカーの事業モデルを揺さぶっている。AIスピーカーは今回も話題をさらった。ただし主役は中国だ。テレビではマイクロLEDディスプレーが注目を集めた。日経エレクトロニクス
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電力効率化に負性容量FET、ReRAMは大容量化に道
7nmプロセス明かした「2017 IEDM」に見る最新トレンド
電子機器やモビリティー機器、これらを使ったサービスを左右する半導体の進化。そのトレンドをいち早く押さえられるのが、電子デバイス技術の旗艦学会「IEDM (International Electron Devices Meeting)」だ。2017年12月の発表から、Technical Program…日経エレクトロニクス
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セコムと手を組んだRapyuta Robotics社、ROSベースのドローン向けクラウド基盤投入
日経Roboticsから今月の1本
ROSベースのロボット向けクラウド基盤を開発していたドローンベンチャーのRapyuta Robotics社1)が、ついに製品を投入する。2018年に同社のクラウド基盤「rapyuta.io」を用いた月額制のドローンサービス「c.drone」の販売を開始する。独自開発したドローンの機体(図1)、ドロ…日経エレクトロニクス
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「Yelp」が採用するオフィス警備ロボのCobalt、人との協業に相応しいデザインを模索
日経Roboticsから今月の1本
米国の口コミ情報サイト「Yelp」を運営する米Yelp社のサンフランシスコ本社オフィスでは、午後8時を過ぎると紺色(コバルトブルー)の外装をした自律走行型のロボットが姿を現す。パロアルトに拠点を置くスタートアップ、米Cobalt Robotics社が開発した警備ロボット「Cobalt」だ(図1)。翌…日経エレクトロニクス
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車載Ethernetが再加速、制御にセンサー、バックボーンへ
次世代の車載ネットワーク規格の「本命」として、関心が高まる車載Ethernet。2013年に初めて市販車に採用され、普及が進むと期待されたものの、実際はなかなか広まらなかった。この「踊り場」を脱し、車載Ethernetを採用する機運が再び高まっている。日経エレクトロニクス
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電池開発はクルマがけん引、トヨタがフル電動化に本腰
トヨタ自動車が、車載電池事業でパナソニックと協業を検討し始めるなど、電気自動車(EV)をはじめとする電動車両への取り組みに積極的な姿勢を見せ始めた。同社が2017年11〜12月に立て続けに実施した3回の報道発表から、次世代電池、パワーコントロールユニット、モーターといった電動車両向けの技術と事業の戦…日経エレクトロニクス
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ソニーのAIロボティクス、aiboの先に見る夢
ソニーが人工知能(AI)やロボットの技術を応用した製品を立て続けに発表した。犬型ロボット「aibo」を旗頭に、AIスピーカーと似て非なる「Xperia Hello!」や、新設の関連会社が手掛けるAI 開発環境「GHELIA Studio」などだ。いずれも個人に寄り添い、他では得難いデータを集めて事業…日経エレクトロニクス
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iPhone X徹底分析、判明した4つの「予想外」
生誕10周年を記念して2017年11月に発売された米Apple社の「iPhone X」。同社が「スマートフォンの未来形」と語る製品はいかなるものか。日経エレクトロニクスは研究者・技術者の協力を仰ぎながら、実機を分解・分析。その結果を解説する。日経エレクトロニクス
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クルマから始まるモーター革新、磁束や極数を可変に
世界の消費電力のおよそ半分を占めるとされるモーター。誕生から100年以上が経過した現在も、進化を続ける。現在のけん引役は、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)といった電動車両である。モーター構造の工夫や磁性材料の改善、新しい制御法の導入で高効率化や小型化、コスト削減が急ピッチで進む。日経エレクトロニクス
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ロボットの操縦で時速200km超達成、ヤマハ「MOTOBOT」、共同開発の裏側
日経Roboticsから今月の1本
ヤマハ発動機は2017年10月、同社の人型ロボット「MOTOBOT」が、米国の1周3マイル(約4.8km)のコースで、時速200kmを超える自律走行を実現したと発表した(図1)。最短のラップタイムは117.5秒。目標としていた世界的なレーサーValentino Rossi選手が同一オートバイで記録し…日経エレクトロニクス
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無線のメッシュ化が急展開、Wi-Fi、Bluetooth、920MHz帯も
研究開発の歴史だけは約20年と長い無線のメッシュネットワークだが、なかなか満足に動作せず、利用例は少なかった。それが最近になってさまざまな無線通信技術に“動作する実装”が進み、急速に普及し始めた。「端末間通信ネットワーク」といったまったく新しい無線通信の用途も登場しつつある。日経エレクトロニクス
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4足歩行の配送ロボや犬のフン回収ロボも、ハードウエアスタートアップを育む米HAX
日経Roboticsから今月の1本
シリコンバレーでは新しいロボットを世に問うスタートアップが次々と生まれている。2017年9月にサンフランシスコで開催された「HAX Demo Day」でも、2社がデビューした。4足歩行の配送ロボットを開発する米Unsupervised AI社と、犬のフンを自動回収する掃除ロボットを開発する米Beet…日経エレクトロニクス
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いきなり実用、AIチップ、iPhoneはじめ怒涛の採用
スマホや自動車など、インターネットのエッジ側の機器を狙ったAI処理の高速化回路が続々と登場した。深層学習(ディープラーニング)技術で学習させたDNN(ディープニューラルネットワーク)の推論処理の高速実行を主眼に置く。電力当たりの性能向上と、各種のアルゴリズムに対応できる柔軟性の両立を目指し、複数の方…日経エレクトロニクス
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マイクロLEDがディスプレー革新、「モノリシック化」で課題解消
小さな発光素子がディスプレーを一変させる。その名は「マイクロLED」。映像を手軽に身の回りの壁や机に表示したり、目の前の空間に浮かべたりできる。「ディスプレー=映像を表示するパネル」という“常識”は過去のものになる。このような一大革新が、マイクロLEDの普及によって2020年代に起こる。日経エレクトロニクス
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感情くすぐるロボットや医療用8K、要素技術も先進性より応用第一
CEATEC JAPAN 2017 詳報(下)
CEATEC詳報の後編では前回に引き続き、要素技術に焦点を当てる。IoTの出力先となるロボットやディスプレー、IoTシステム全体を支える受動部品や通信の分野で特徴的な展示を解説していく。日経エレクトロニクス
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IoTの要素技術にも新機軸、センサーは心を測り、AIは実用へ
CEATEC JAPAN 2017 詳報(中)
「CEATEC JAPAN 2017」の会場では、IoTシステムを構成する要素技術でも新たな提案が随所にあった。CEATEC詳報の中編は、システムの入力を司るセンサー、データを処理する人工知能(AI)のそれぞれで、目立った展示や新たな潮流を紹介する。日経エレクトロニクス
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異業界の期待膨らむIoT、「CEATEC」で見えた実用化の気運
CEATEC JAPAN 2017 詳報(上)
2017年10月3~6日にかけて開催された「CEATEC JAPAN 2017」。民生機器の展示会から、IoT(Internet of Things)やCPS(Cyber Physical systems)を前面に押し出したBtoBの展示会に方針を大きく変えてから2回目の開催となる今回、大きな存在感…日経エレクトロニクス
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ドローン界の雄DJI社、安全性向上へ、ADS-B搭載でヘリとの衝突を回避
日経Roboticsから今月の1本
民生用ドローンを次々と世に送り出し、世界シェア7割以上を持つ中国DJI社。ホビー向けのみならず、測量や点検、農業などで利用する産業用ドローンも好調だ。コマツがi-Construction事業で利用している米Skycatch社の3次元測量サービスにも、DJI社のドローンが使われている。2006年に中国…日経エレクトロニクス
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「世界初」7nm半導体が武器に、ビットコイン採掘事業の競争力
GMOが独自チップでマイニング事業開始
「世界初の7nmチップになる可能性がある」。GMOインターネットは2017年9月、ビットコインのマイニング(採掘)事業への参入を発表した。計画の鍵を握るのは、最先端の7nmプロセスで製造する半導体である。同社がASICまで開発する理由を、仮想通貨に詳しいITジャーナリストの星暁雄 氏が解説する。(本…日経エレクトロニクス
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無線給電に腐心したiPhone、Watchは「ワンコインスマホ」に
「iPhone 8 Plus」と「Apple Watch Series 3」を分解
米Apple社は、スマートフォンの新機種「iPhone 8」と「iPhone 8 Plus」、「iPhone X(テン)」に加えて、腕時計型端末の3代目となる新機種「Apple Watch Series 3」を2017年9月12日に発表した。このうちiPhone 8/8 PlusとApple Wat…日経エレクトロニクス