今回の分解レポートでは、本連載で初めてとなる欧州メーカー製のクルマを採り上げる。対象車はドイツVolkswagen社のBセグメント車「ポロ」である(図1)。日本市場で未導入の英国仕様であり、排気量1.2Lの直列3気筒ディーゼルエンジンを採用している。今回は11月上旬の2日間にわたって埼玉県伊奈町にある埼玉自動車大学校で開催された、埼玉県産業振興公社の次世代自動車支援センター埼玉が主催する「車両分解見学会」の様子を報告する。次号からは、分解された部品を詳細に取り上げ、部品メーカー名や生産地域などを検証していく。

図1 Volkswagen社「ポロ」
部分改良前の仕様で、排気量1.2Lのディーゼルエンジンを搭載する英国仕様。生産国は南アフリカ。
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