Automotive Report
目次
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トヨタの新世代予防安全システム、両側の白線を読み車線維持
トヨタ自動車は、部分改良して2018年1月に発売した上級ミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」に、新世代予防安全システム「Safety Sense」を初めて標準搭載した(図1)。自動ブレーキを、夜間の歩行者と昼間の自転車にも対応させたのが特徴だ。車線の中央を維持して走行する機能も搭載した。日経Automotive
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トヨタの自動運転技術、「二つのアプローチで開発」
トヨタ自動車は自動運転技術の開発状況について「オートモーティブワールド2018」(2018年1月、東京ビッグサイト)で講演した。「二つのアプローチで開発を進めている」(先進技術開発カンパニー先進安全先行開発部主査の松尾芳明氏)という。日経Automotive
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次世代車は動く光の絵で安全性向上、三菱電が新提案、標識も高速認識
「路面に照射する光のイラストを動かして周囲に注意を促し、夜間の安全性を向上する」「人工知能(AI)の実装を安く省電力にする」「モーターやインバーターを高効率・小型にする」─。三菱電機は2018年2月、自動車関連の最新技術を発表した。日経Automotive
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VWのディーゼル戦略、後処理強化で規制に対応
ドイツVolkswagen(VW)社の日本法人は2018年2月、ディーゼルエンジンを搭載した中型車「パサート」を発売した。日本でのディーゼル車の発売は20年ぶりである。発売に合わせ、VW社Advanced Diesel Engine Development, Head of Departmentの…日経Automotive
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トヨタが新V6エンジンに共通燃焼、ロングストローク化にターボ内製
トヨタ自動車が開発した排気量3.5LのV型6気筒直噴ツインターボガソリンエンジン。新しい共通燃焼技術を採用して、トルクと燃費性能を両立した。高性能を訴求するエンジンだが、一般に燃費重視エンジンで採用するロングストロークにした。日経Automotive
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“デトロイト3”の軽量化対策、CAFE対応で大型車に軸足
米自動車メーカー3社(デトロイト3)が、CAFE(企業平均燃費)規制への対応をにらみ、ピックアップトラックの軽量化を加速させている。小中型車よりも大型車の車両質量を軽くした方が、同規制に対応しやすいためだ。日経Automotive
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2035年の自動車業界、「利益の4割は新規事業から」
経営コンサルティング会社の米Boston Consulting Group(BCG)社は2018年2月、電動化や自動運転化、サービス化が進む自動車業界の構造変化について説明した(図1)。日経Automotive
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トヨタやNVIDIAがCESで名乗り、自動運転“経済圏”の主役の座
早ければ2020年ごろから実用化が始まる自動運転車。2018年1月に米国ラスベガスで開催された世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES 2018」はまさに、クルマの革新前夜といえる内容だった。無人で走れることををアピールする段階は終わり、自動運転の“経済圏”の中でどう優位性を確保するかに全力を注ぐ…日経Automotive
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自動運転進展でセキュリティー本格化、電動化に新商機、提案相次ぐ
2018年1月に都内で開催した自動車技術展示会「オートモーティブワールド2018」。セキュリティー技術をはじめ、自動運転と電動化の進展に併せて新しく採用が広がりそうな技術を部品メーカー各社が披露した。日経Automotive
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三菱電機の電子ミラー、脳の仕組み応用し100m後方を認識
三菱電機はクルマの電子ミラーで100m後方の車両を高精度に認識できる技術を開発した。高速道路などで車線変更する際に後方から近づいてくる車両を認識し、衝突の危険性がある場合には警告を出せる。100mという距離は「業界最高水準」(同社)とする。日経Automotive
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トヨタ主導のEV新会社、部品メーカーは自由に選べる
自動車業界団体が2018年1月に都内で開催した賀詞交歓会。各社の幹部が集結し、2018年以降の展望を語った。トヨタ自動車やダイハツ工業の役員が自動運転や電動化の進展、異業種参入による産業構造の変化に対して、協調の重要性を述べた。日経Automotive
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アイシンが48Vモーターに本腰、トヨタと異なるHEVに挑むワケ
アイシングループは、2021年をメドに簡易ハイブリッド車(HEV)用の48V電源に対応したモーターを実用化する計画だ。欧州勢が主導して始まった48V化の潮流に乗り、トヨタ以外の販売先を増やす。日経Automotive
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BMW社「7シリーズ」が最高スコア、コネクテッドカーのHMI評価
クルマの「つながる」機能が普及段階に入った。インターネット通信を介して多彩な機能が使えるようになったが、利便性は自動車メーカーによって大きく異なる。“違い”を生むのがHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)だ。この点に着目し、自動車技術調査・コンサルティング会社の英SBD Automotive…日経Automotive
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米国セダン販売は30年に6割減、完全自動運転車が代替、大手コンサル
2030年の米国の自動車販売台数は、2016年に比べて自家用セダンが約6割減り、その分はカーシェアリングや配車・相乗りサービスといったモビリティーサービス用の完全自動運転車に置き換わる(図1)。今後は都市ごとに異なる利用形態を反映した自動運転車の開発が重要になる──。こんな予測を披露したのが、オラン…日経Automotive
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VWは自動運転で“全方位”、レベル3は「ゴルフ」クラスにも
ドイツVolkswagen(VW)グループが自動運転車の量産を急いでいる。同Audi社の「A8」で「レベル3」の実用化を宣言したが、今後は普及価格帯の車両にも展開する方針だ。乗用車だけでなく、商用車やサービス向け車両の開発も積極的に進める。乗用車開発に注力するトヨタ自動車と戦略に大きな違いが出てきた…日経Automotive
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スズキの自動ブレーキセンサー、レーザーと単眼カメラに絞る
自動ブレーキ用センサーとして今後、レーザーレーダーと単眼カメラを一体にしたユニットを主軸に据える─。自動ブレーキを含む予防安全システムを全車種に搭載していくスズキが、センサーの採用方針を固めた。2017年12月に発売した軽自動車「スペーシア」と小型車「クロスビー」が新方針適用の第一弾(図1)。日経Automotive
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マツダが2.2Lディーゼルを改良、デンソーの最新ピエゾ噴射を採用
マツダは直列4気筒で排気量2.2Lのディーゼルエンジンを改良し、熱効率を高めながら騒音(ノック音)を抑えた(図1)。大きく貢献したのがデンソーの最新インジェクターで、短時間に6回連続で噴ける特徴がある。採用したのはマツダが初めてだ。日経Automotive
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第58回電池討論会、硫黄正極や金属Li負極の研究前進
「2020年代前半に実用化できるように全固体リチウム(Li)イオン電池を開発中」。2017年秋開催の「東京モーターショー」でトヨタ自動車はこう公言した。これまでも、ポストLiイオン電池の最有力候補とされてきた全固体Liイオン電池だが、いよいよその実用化が近付いてきた。そして、そうした同電池への期待の…日経Automotive
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カンガルーとの衝突は想定内、Daimler社の自動運転開発
国や地域によって千差万別の交通事情に自動運転車は対応できるのか。広範囲での「レベル3」の実現に向けて、ドイツDaimler社が世界各地で実験車両を走らせている。日経Automotiveはオーストラリア・メルボルンでDaimler社のチームに合流し、自動運転開発の現場に密着した。日経Automotive
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トヨタがEV戦略明らかに、2030年のEV比率は約10%
トヨタ自動車は2017年12月、2030年に向けた電動化戦略を発表した。2030年の電動車両注)の比率(台数)を50%(550万台)以上にする(図1)。日経Automotive