「日本ならではの強み」を自社の事業で体現できている企業は、技術力と、その技術力を生かすための経営力の両方を備える─。逆に言えば、どちらかが欠けても日本企業としての強みは発揮しにくい。「基礎研究」「生産技術」といった技術面での強みを強化すると同時に、「失敗を恐れ、挑戦を避ける」「決められない経営」といった、経営や企業文化の面の課題を乗り越えていく必要がある、と多くの回答者が考えているようだ。

Q1 あなたの勤務先では、日本ならではの強みを生かした製品開発ができているか

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 「できている」「かなりできている」「ややできている」を合わせると、日本ならではの強みを生かした製品開発が「できている」とした回答者は71.5%に及ぶ。ただし、「できている」とはっきり言い切った、“自信満々”といえる回答者は13.8%にとどまる。