スイッチング電源を安定して動作させるためには、外乱に対して系が発振しないよう、周波数領域での振る舞いを把握して制御系を設計する必要がある。オン期間とオフ期間の等価回路が異なるスイッチング電源では、状態平均化法を用いて微小変動に対する伝達関数を計算していく。やや複雑な計算だが、この手順を知れば新しいトポロジーへの応用も可能になる。2回に分けて計算手順を解説する。(本誌)