特集
デジタルカメラは枯れるのか
目次
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暗黒時代の真っただ中に
右肩上がりで成長を続けきたデジタルカメラ市場が岐路に立たされている。わずか2年で市場は半分の規模に縮小。手を引く企業すら現れた。このまま策を講じなければ、スマートフォンに飲み込まれるのは間違いなさそうだ。日経エレクトロニクス
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天啓を得て光の差す方へ
デジタルカメラは暗黒時代を乗り越える可能性を残す。スマートフォンが引き起こすカメラに対するニーズの多様化/細分化に対応できれば消費者は帰ってくるからだ。さらに、自動車や医療など、民生以外でもカメラ技術/技術者が輝けるときが訪れている。日経エレクトロニクス
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【第1部:総論】苦境を逆手に、デジカメが挑む最後の挑戦
デジタルカメラ市場が急速に縮んでいる。“元凶”は、カメラ専用機並みの画質と通信機器ならではの利便性を備えたカメラ機能を備えるスマートフォンだ。カメラメーカーは、これまでの延長上にはない新しい競争軸の提案を始めた。日経エレクトロニクス
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【第2部:カメラ開発】スペック競争の終焉が生んだ、カメラの新しい競争軸
スマートフォンがカメラに与えた影響の1つが、写真に触れる機会を格段に増やしたこと。写真を撮ることに慣れ、要求が高まっていることはカメラメーカーには好機とも言える。2014年9月に開催されたカメラ関連で世界最大の展示会「photokina 2014」では各社の新提案が相次いだ。日経エレクトロニクス
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【第3部:新領域開拓】医療や自動車、ペットまでカメラ/撮像技術の応用拡大へ
デジタルカメラ市場が縮小する一方で、民生のカメラ開発で蓄積した技術やノウハウにラブコールを送る動きが広がっている。カメラ技術者が活躍できる“拾う神”は、医療や自動車、セキュリティーなど、今後の成長領域に多くいそうだ。日経エレクトロニクス