売上高を急成長させているダイキン工業。主力の空調事業の売上高は、2009年度の9086億円から2013年度に1兆5929億円に増え、2014年度はさらに伸びて1兆7750億円を見込んでいる。成長の根幹を支えるのは、国内外の工場で働く従業員だ。同社は、作業者をいち早く「できる人材」にして生産現場に送り、多能工を育て上げる。この仕組みを海外工場にも導入し、着実に成果を上げている。なぜ、それが可能なのか。その秘密に迫る。