多くの製造業が農業関連事業に魅力を感じている背景には、技術面でのテコ入れ余地が大きいことがある。特に、製造業が持つ電子部品技術や機器の制御技術、生産管理のノウハウなどを生かせると考えている。自社が得意とする技術や知見が事業化に際して強みになるという期待感はあるものの、農業という未知の領域で事業を成功させるには、解決すべき課題が多いと考えていることも明らかになった。

Q1 製造業にとって農業関連事業の魅力はどこにあると思うか

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 「技術面でのテコ入れで発展する余地が大きい」(65.8%)、「ものづくり技術や知見を生かす余地が大きく事業拡大が見込める」(55.0%)と、今後の成長性に大きな期待を抱いていることが分かる。