デジタル機器の設計で悩まされる「ノイズ」対策を上流工程で効果的に行うには、ノイズの気持ちになって発生メカニズムを理解することが重要だ。連載第2回となる今回は、プリント基板設計の要諦についてノイズの観点から解説する。同じ回路を異なる設計方針で作製した2つの基板の比較から、ノイズへの具体的な対策を示す。着眼点は、グラウンドへのリターン電流の描くループなど、幾つかある。(本誌)