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日経ものづくり 2014年8月号

何でもくっつける第2部 事例

現代の“真空管”が分析装置の高度化を支える

ガラス+金属[鬼塚硝子]

  • 木崎 健太郎,近岡 裕=日経ものづくり
  • 2014/08/08 00:00
  • 1/2ページ

出典:日経ものづくり、2014年8月号、p.49(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 ガラスと金属の接合で難しいのは、くっつくかくっつかないかというより、ガラスが極めてもろい性質を持つことだ。単純にくっついただけでは、線膨張係数の違いによって接合部付近のガラスにひずみが生じて、すぐに割れてしまう。接合していないのと同じ結果だ。

 鬼塚硝子(本社東京都青梅市)は、現在知られているガラスと金属の接合は「ほとんど何でも手掛けられる」(代表取締役社長の鬼塚好弘氏)という(図A)。経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業「ナノテク応用機器開発に資する硝子を用いた真空維持技術の高度化」にも参加するなど、その技術力で知られる1)。現在では、高度な分析機器に用いるX線発生装置に10-6~10-8Paといったレベルの高い真空が必要であり、そのための真空管の実現をガラスと金属などの接合技術の発展が牽引しているといわれる。

図A●鬼塚硝子が手掛けるガラスと金属の接合品
(a)は真空管の電極で、現在では分析装置用のX線管、電子線管などに用いる。(b)はガラスとコバールを用いたX線受像管。
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