東南アジアの自動車産業はタイを中心に成長してきた。だがリスク分散のために「タイ+1」を探す動きが盛んだ。フィリピンもその候補となるが、CLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)とはひと味違う成長の可能性を秘めている(図1)。

図1 マニラのビジネス街マカティ市
朝のラッシュ時には、大型SUVと乗り合いタクシーの「ジープニー」が目立つ。
[画像のクリックで拡大表示]