3Dプリンターを取り巻く環境はこの1年で大きく変化した。装置や材料の性能・機能の向上に伴って、活用範囲が拡大。装置本体や周辺機器・ソフトウエアも進化し、同分野に参入する国内企業も増えた。2014年6月に東京で開催された「第25回設計・製造ソリューション展」(DMS展)から、その動向を探る。

 2014年6月25~27日に東京ビッグサイトで開催された「第25回設計・製造ソリューション展」(以下、DMS展)。昨年に引き続き、大きな賑(にぎ)わいを見せていたのが3Dプリンター関連の展示だ。しかし、「昨年は様子見に来た人が多かったが、今年は具体的な導入を検討している人が多い」(3Dプリンターメーカーの担当者)と来場者の本気度が高まっているという。活用事例と3Dプリンター本体、モデリングソフトの3つに分けて、注目すべき展示内容を紹介する。