試作したカメラ(左)と、レンズを不要にする光学部品の試作品(写真:Rambus社)
試作したカメラ(左)と、レンズを不要にする光学部品の試作品(写真:Rambus社)
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 米Rambus社は、光学レンズを不要にできるイメージセンサー技術を、赤外線分野へ応用することを検討中だ。赤外線イメージセンサーは、夜間の視認性が高いため車載やセキュリティーの分野で用途拡大が期待されている(本誌2014年5月12日号参照)。一方、主に光学部品のコストが高い点が普及のネックになっている。Rambus社は、光学部品のコスト削減効果が大きい同社の技術が赤外線分野に適していると見て、実用化を急ぐ。既に赤外線イメージセンサーへ適用したカメラを試作している。