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2014年7月号

消化管の中を自走するカプセル、外面が全て滑らかなのに、どうやって前へ進む?

近岡 裕=日経ものづくり
2014/07/18 00:00
出典:日経ものづくり、2014年7月号 、pp.13,15 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

 大きさは直径11×長さ24mmとカプセル剤よりもやや大きく、外観は金属光沢を放つ写真のカプセル─。これは、九州工業大学教授の伊藤高廣氏が開発した「消化管内走行カプセル」だ。カメラとLED照明を組み込むことで、自走式カプセル型内視鏡の実現を目指す

* 現行の内視鏡はプローブを胃や腸まで運ぶために鼻や喉からチューブを挿入する。これに違和感を覚えたり、苦痛に感じたりする人が少なくない。一方、水とともに流し込むカプセル型内視鏡もあるが、飲み込んでから体外に出るまでに6~8時間もかかる。自走式であれば、この検査時間を大幅に短縮できる可能性がある。さらに自走式では、カプセル型内視鏡で検査する位置を制御することも可能になる。

 興味深いのは、移動の仕組みだ。これまでの自走式カプセル型内視鏡は、表面の凹凸を動かしたり、ひれをばたつかせたりして進んでいた。これに対し、新しい走行カプセルの外面は全て滑らかで、人体への負荷が小さい。さて、どうやって前へ進むのだろうか。

[画像のクリックで拡大表示]
  • 1.伸縮
    カプセルに柔軟性があり、伸び縮みしてはうように進む。
  • 2.振動
    内部に振動機構があり、カプセルに衝撃を与えることで進む。
  • 3.回転
    内部に回転機構があり、慣性力でカプセル全体を回すことで進む。

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