製造業がこれまで培ってきたものづくりの技術を駆使して、医療機器にイノベーションをもたらそうとの機運が高まっている。政府や地方自治体による産業振興の支援の下、技術を武器に市場参入を狙う日本企業が増えつつあるのだ。安定した需要と世界的にも成長が期待される医療機器市場はものづくり企業にとっては魅力的。一方で、薬事法への対応など面倒で分かりにくいことも多い。ものづくり企業が医療分野で活躍するための方策を探る。