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目次
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イオンエンジン
はやぶさ2が小惑星への往復航行に使う高効率な推進装置
2014年12月3日、液体燃料ロケット「H-IIA」26号機で打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」(図、フォーカス参照)。はやぶさ2は、小惑星「イトカワ」の表面から破片持ち帰り(サンプルリターン)を果たした「はやぶさ」(初代はやぶさ)の後継機だが、強化された装備の1つが全4基搭載されているイオン…日経ものづくり
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複合加工機
1台で複数の工程を実現、3DプリンティングやFSWも
現在、金型を使わずに加工対象物(ワーク)を目的の形に造り上げる工作機械の主流は、マシニングセンター(MC)やターニングセンター(TC)である。これらは、工具(刃物)やワークの位置と姿勢を数値制御する機能と、自動工具交換装置(ATC)などを搭載している。日経ものづくり
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デンタルCAD/CAM
虫歯治療用のかぶせ物をコンピュータで造る
虫歯の治療に使う冠(クラウン)などの補綴物(ほてつぶつ)をコンピューターシステムで製作する技術は、補綴物の精度の向上と製作時間の短縮に役立つ。このアイデアは1980年代からあったにもかかわらず、日本国内ではほとんど普及していなかった。ところが2014年4月の「平成26年度診療報酬改定」によって保険診…日経ものづくり
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大型降雨実験施設
1時間当たり300mmの猛烈な雨で土砂災害を再現
近年、1時間当たり100mm以上に及ぶ集中豪雨が日本国内でしばしば観測されている。気象庁によると、国内での1時間降雨量は153mmが最大記録だが、アメダスの過去の観測では、10分間に最大50mmの雨が記録されている。1時間の雨量にすると300mm相当だ。日経ものづくり
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アンカー効果
接合対象の材料よりもつなぎ目の方が強くなる
世界的に見て優れているとされる日本の接合技術の中でも注目できるのが、狭い面積で強い接合強度が得られる樹脂と金属の接合技術だ。接合面が樹脂そのものと同程度かそれ以上の強度になるように接合できる。のりしろなしで、棒材や板材の断面同士を継ぎ合わせることも可能になっている。日経ものづくり
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ドローン(drone)─無人航空機
無人ヘリコプターによる商品配送は実現するか
2013年末、米Amazon.com社の公開した映像が世界中で話題になった。無人ヘリコプターが同社の配送センターから消費者の自宅まで30分以内に商品を届けるという、前代未聞のサービスを実現しようとする内容だったからだ(図1)。日経ものづくり
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軌間可変電車(フリーゲージトレイン)
複雑な可変機構を軽量に実現することがカギ
東海道新幹線の線路は、それまでの在来線よりも高速で安定的に運転できるように、レールの間隔を広くした。しかし、新幹線と在来線では同じ車両を走らせることはできない。後年、山形新幹線と秋田新幹線の工事では、新幹線から在来線へ電車を直通させるために在来線の線路を広くして、新幹線の線路に合わせた。日経ものづくり