本コラムでは、日本メーカーの管理者や社員が抱える悩みに関して、トヨタ自動車流の解決方法を回答します。回答者は、同社で長年生産技術部門の管理者として多数のメンバーを導き、その後、全社を対象とする人材育成業務にも携わった経歴を持つ肌附安明氏。自身の経験はもちろん、優れた管理手腕を発揮した他の管理者の事例を盛り込みながら、トヨタ流のマネジメント方法を紹介します。
肌附安明(はだつき・やすあき)
HY人財育成研究所 所長
トヨタ自動車にて約30年間にわたり、技術者として多くの新車プロジェクトで生産技術設計や生産設備の立ち上げ業務をこなす。その後、社員の人材育成や協力会社への育成指導、役員への企画提案を約10年間行った。2008年に同社を定年退社後、HY人財育成研究所を立ち上げ、人材育成や業務の進め方について講演・執筆活動を精力的に展開している。書籍に「トヨタで学んだ心 伝承塾【リーダー編】」「同【チーム編】」(共に日経BP社)がある。

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