開発したIGBT向けドライバーIC(上)と、同ドライバーを実装した基板をIGBTモジュールに搭載したもの(下)。(写真:Infineon社)
開発したIGBT向けドライバーIC(上)と、同ドライバーを実装した基板をIGBTモジュールに搭載したもの(下)。(写真:Infineon社)
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 ドライバーICを置き換えるだけで、Si IGBTでの損失を約30%削減できる。このような技術をドイツInfineon Technologies社が開発した。Si IGBTは製品化から20年以上がたち、年々性能向上の伸びしろが小さくなっている。そのため、IGBTの世代交代だけでは、以前ほど大幅な損失低減効果を期待できなくなってきた。ドライバーICを置き換えるだけで損失を30%低減できることは、IGBTユーザーにとって魅力的に映る。