図1●片山工業の立ち漕ぎ式電動アシスト三輪自転車
歩くときに近い直立姿勢で乗ることができる。
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 “高齢化先進国”である日本。その高齢者の移動手段の確保に、日本発の技術を積極活用していこうとする試みが相次いでいる。

 自動車部品メーカーの片山工業(本社岡山県井原市)は2014年4月30日、立ち漕ぎ式の電動アシスト三輪自転車「ウォーキングバイシクル」を発表した(図1)。自動車生産の海外移転を受け、自動車部品以外の事業も手掛けようと考えた結果、開発に至った製品だ。左右のステップを交互に踏むことで前進する。