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 日経ものづくりでは、2004年4月の創刊以来、コラム「事故を語る」を中心に、「特集」「フォーカス」などで数多くの事故を取り上げてきた。その対象は、自動車、鉄道、産業機器、原子力発電所、化学プラント、消費生活用製品など多岐にわたる。

 技術力には高い自信を誇ってきた日本だが、設備や製品の事故は後を絶たず、むしろ重大事故が増えている感すらある。

 以下では、世間でも大きな関心を集めた「福島第一原発事故」「JR福知山線脱線横転事故」「三菱ハブ破断事故」「シンドラー・エレベーター事故」「プラント爆発・炎上事故」「リチウムイオン2次電池事故」の6つの事故を取り上げる。これらの事故を振り返るとともに、記事掲載後の対策や経緯を追記することで、事故から得られる教訓を再認識する契機としたい。