担当者から

“佐村河内騒動”の余波?
 「オカルトにはならないように気を付けています」─。今回の特集の取材中、何度もこの言葉を聞きました。「音」は定量評価が難しく、人の感性に頼る部分が多くあります。取材時は佐村河内守氏のゴーストライター問題が世間をにぎわしている頃。私自身、騙されてなるものかと神経を使いました。ふと立ち寄ったオーディオ専門店で試聴した100万円超のスピーカー。「滑らかな中にもしっかりとしたキレがあるでしょう」と喜色満面の応対を受けましたが、正直よく分かりませんでした。(久米)

巨大な特許の山の中から
 米国特許商標庁への2013年度の特許出願件数は約56.4万件にも上ったそうです。そうした巨大な特許の山から、「距離画像センシング」関連の特許を分析してみました。企画を持ち込んだパテント・リザルトにご快諾いただき、同社のツールを使いながら絞り込んでいきました。多様な方式や用途がある距離画像センシングは絞り込みが非常に難しいのではと危惧していましたが、そこは同社の経験がものをいいました。同社の多大なご協力に、この場を借りて御礼申し上げます。(竹居)