Google社やFacebook社といった米国の大手IT企業が相次ぎ人工知能(AI)関連の研究開発強化に乗り出している。米Qualcomm社などによる、神経回路を模したチップの開発も活発だ。コンピューターの性能向上に加えて機械学習技術のブレークスルーが、一時期下火になった研究意欲を再びかき立てている。KDDI総研リサーチ・フェローの小林雅一氏に実用化の動向をまとめてもらった。(本誌)

小林 雅一
KDDI 総研リサーチ・フェロー

1980年代に大きなブームを巻き起こした人工知能(AI)に再び注目が集まっている。