2013年10月から拡大した反政府デモが、タイ国内の自動車販売に大きな影響を与えている。2014年1~3月期の各社の販売実績は、前年同期比で半分近くまで急減した(図1)。しかし、中長期的にはアジアの広域経済圏の中核としての成長が約束されている。

図1 政情不安と活況が同居するバンコクの自動車ビジネス街
バンコク中心部から東へ約5km。商業施設や自動車ディーラーが並ぶシーナカリン通り。日本車の往来が目立つ。