Disassembly Report
目次
-
MEB対応で電池を床下全面に配置
Audi社のEVコンセプト
ドイツVolkswagen(VW)社が2016年6月に公表した、2025年までに電気自動車(EV)の世界新車販売台数をグループで300万台とする目標は、自動車業界に大きなインパクトを与えた。急速に電動化を進める中で、VWグループの高級ブランドAudi社は将来の自動運転技術の採用を見据えて、注目すべき…日経Automotive
-
欧州生産を考慮した部品選択
トヨタ自動車「C-HR」(下)
前回に続き、トヨタ「プリウス」に続くTNGA採用車種第2弾である小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「C-HR」の分解研究作業で、主要部品の使用例を明かす(図1、2)。今回はC-HRの装備部品のなかで、トヨタの運転支援システム「Safety Sense P」や、欧州で開発を実施したサス…日経Automotive
-
TNGAを用いたSUV化の手法
トヨタ自動車「C-HR」(上)
大胆なスタイリングや「プリウス」のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)版などとして注目されたトヨタ自動車の「C-HR」。日経Automotive
-
ボディー骨格にAl合金材を積極採用
GM社「キャデラックCT6」
世界的に高級車のカテゴリーでアルミニウム(Al)合金材の使用が進む中、米GM社が2015年4月のニューヨークショーで発表した大型セダン「キャデラックCT6」は、オールAl合金製の外板とモノコックを採用したことで注目を集めた。今回、CT6を調査目的で分解した神戸製鋼所(以下、神戸製鋼)神戸総合技術研究…日経Automotive
-
6気筒から4気筒にダウンサイジング
Porsche社「718ボクスター/718ケイマン」
ドイツPorsche社は2015年末、クーペ「ケイマン」とオープンカー「ボクスター」を部分改良した(図1、2)。この変更のテーマは、現行911で実施した「ライトサイジング」コンセプトに基づき、排気量の縮小のみならず従来搭載した水平対向6気筒エンジンを同4気筒に置き換えたことにある。日経Automotive
-
Daimler社、EVを本格展開
乗用から商用まで
Daimler社がEV(電気自動車)の投入に本腰を入れ始めた。2016年に、将来に向けたEVの新ブランド「EQ」を立ち上げるとともに、EVコンセプトカー「Generation EQ」を発表。2022年までに計10車種以上を投入することを明らかにした。商用EVではコンセプトカー「Vision Van」…日経Automotive
-
Al中心にマルチマテリアル化
Audi 社の新型「A8」で採用する新骨格
日経Automotive
-
実燃費重視でミラーサイクル採用
Volkswagen社のパワートレーン戦略
今号から数回に渡って、ドイツの主要メーカーのパワートレーンを取り上げる。初回はVolkswagen(VW)社。2016年に部分改良した「ゴルフ」に搭載する新エンジン「EA211 TSI evo」、2020年の実用化を目指した電気自動車(EV)ブランド「I.D.」、2017年2月に欧州で発売したゴルフ…日経Automotive
-
多様化するサプライヤー戦略
日産自動車「セレナ」(下)
前回に引き続き、2017年1月下旬に(公財)ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターのベンチマーキング活動の一環として実施された、日産「セレナ」の分解研究作業について報告する。前回のエンジン/ボディー・シャシーの関連部品に続き、自動車関連の電子機器を手がける部品メーカーから様々な製品が登場…日経Automotive
-
日産自動車「セレナ」(上)
2L直噴エンジンを高効率化
今回紹介するのは、日産自動車が2016年8月に発売した新型ミニバン「セレナ」。“同一車線自動運転技術”とする運転支援システム「プロパイロット」を採用して注目された。高級車で搭載されている機能を普及車でも利用できるようにした。日経Automotive
-
Al合金材を多用したボディー構造
Porsche社「パナメーラ」
これまで数回に渡ってドイツVolkswagenグループの最新プラットフォームを紹介してきた。縦置きエンジン前輪駆動車両用の「MLB evo」を採用する同Audi社のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「Q7」、横置きエンジン前輪駆動用に使用される「MQB(Modular Transvers…日経Automotive
-
グローバル化が進む部品生産
Volkswagen社「パサート」(下)
ドイツVolkswagen(VW)社の「パサート」の分解レポートの後編は、前回のパワートレーンとボディーに引き続き、サスペンション部品の詳細やその他の部品の生産国や部品メーカーについて紹介する。VW社は世界各国に生産拠点を有しており、部品メーカーもこれに合わせて各地に生産工場を構えている。採用された…日経Automotive
-
MQB活用した世界戦略車
Volkswagen社「パサート」(上)
今回から2回にわたって、ひろしま産業振興機構カーテクノロジー革新センターがベンチマーキング活動として実施したドイツVolkswagen(VW)社の「パサート1.4TSIコンフォートライン」の車両分解作業の模様をレポートする。VW社の最量販車種の一つであるパサートは、C/Dセグメントのセダン、ステーシ…日経Automotive
-
前後の主要部にAl合金を多用
Audi社「Q7」(下)
前号に引き続き、ドイツAudi社の大型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「Q7」の分解結果についてレポートする。Q7のホワイトボディーは軽量化のために、鋼板だけでなくアルミニウム(Al)合金を使用したマルチマテリアル構造が特徴となっている。今回は、神戸製鋼所の神戸総合研究所による使用材料…日経Automotive
-
進化したマルチマテリアル構造
Audi社「Q7」(上)
今回の分解レポートでは、ドイツAudi社の大型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)である「Q7」のボディー骨格に与えられた技術を採り上げる(図1、2)。車体の軽量化を狙った新型Q7は、ボディーの構成材料をマルチマテリアル化したのが特徴。ホットプレス鋼板に加えて、アルミニウム(Al)合金をボ…日経Automotive
-
ホットプレス鋼板の適用増やす
Volvo社「XC90」
分解レポートでは、これまで日本で実施された分解研究作業を中心に紹介してきたが、今回はスウェーデンVolvo社の「SPA(Scalable ProductArchitecture)」を取り上げる。同プラットファームは同社が自社開発したもので、2015年に発売したSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビー…日経Automotive
-
電子部品を細部まで分析
トヨタ自動車「プリウス」(番外編)
今号は、過去3回にわたって紹介したトヨタ自動車の新型「プリウス」の分解レポートの番外編となる。プリウスは、ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターのベンチマーキング活動の一環として分解された(図1)。その分解研究の詳細は、日経Automotiveが2016年6月に発行した『トヨタ自動車「プ…日経Automotive
-
TNGAがもたらす高剛性ボディー
トヨタ自動車「プリウス」(下)
前回に引き続き、4代目となったトヨタ自動車の新型「プリウス」の分解研究作業の内容を報告する(図1)。前回はハイブリッドパワートレーンの詳細を取り上げたが、今回はトヨタがプリウスで採用した、新しいクルマづくりの基準「TNGA(Toyota New Global Architecture)」について詳し…日経Automotive
-
ハイブリッド機構を小型・高効率化
トヨタ自動車「プリウス」(中)
前回に引き続き、トヨタ自動車の新型「プリウス」の分解研究についてレポートする。分解作業は、発売直後の2016年1月末から2月初旬にひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターによって実施された。前回は、分解作業の概要について触れたが、今回は、3代目から刷新されたハイブリッドシステムにおけるエン…日経Automotive
-
TNGA採用で部品配置を最適化
トヨタ自動車「プリウス」(上)
今号から2015年12月に発売されたトヨタ自動車の新型「プリウス」を取り上げる(図1)。前号までの「クラウン」に続いて、ひろしま産業振興機構・カーテクノロジー革新センターが、ベンチマーキング活動として分解研究を実施した。車両分解の実作業は2016年1月末から2月にかけて、広島国際学院大学自動車短期大…日経Automotive