吉岡民夫氏●パナソニック 代表取締役専務 エコソリューションズ社 社長(写真:栗原克己)

 3度目の挑戦となりますが、パナソニックは連結売上高10兆円を目指します。2018年度(2019年3月期)時点での目標です。2013年度(2014年3月期)の連結売上高の7.4兆円(見通し)から2.6兆円伸ばさなければなりません。

 当社のDNAはBtoC(一般顧客向け)の家電製品事業ですが、家電製品の売上高がこれからも爆発的に増えていくといったことは期待しにくい。そこで、家電製品事業で培ったものをベースにしつつ、今後はBtoB(産業向け)の事業に力を入れていきます。それが、車載(自動車部品)事業と、我々エコソリューションズ社が手掛ける住宅関連事業の2つです。エコソリューションズ社が担うのは、システムキッチンや風呂、内装部材といった住宅建材や住宅設備と、配線器具や照明器具、空気清浄機などの電気設備です。

* パナソニックエコソリューションズ社は、住宅関連事業の他、ビルや公共エリアなど非住宅・非建築事業も担う。