特集
生物エレクトロニクスの誕生
目次
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【第1部:動向】生物に眠る宝の山、制御やセンサー、省エネに革新
生物の機能をエレクトロニクスと融合させる動きが活発化している。その中心にあるのが、制御技術やセンサー技術、エネルギー技術の分野だ。生物の「チカラ」が、エレクトロニクスに革新をもたらす。日経エレクトロニクス
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【第2部:制御編】粘菌、昆虫、魚から賢い制御を学ぶ
単純な脳しか持たない魚や昆虫、脳すら持たない粘菌。こうした生物の動きは人間と比較しても非常に高性能だ。根本的な仕組みを理解することで、これまでにない賢い制御を実現できる。日経エレクトロニクス
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【第3部:センサー編】生物由来の超高性能センサー、磁気材料で人並みの触覚
生物の優れた仕組みは、センサー分野でも威力を発揮する。分子1個に反応する超高感度センサーや、特定のにおいに反応する昆虫センサーだ。人間の並みの高い感度を備えた触覚センサーも射程に入った。 生物の力を借りれば、既存の電子部品や半導体の技術では実現が難しい超高感度センサーを作れる。特に生物の力が大きく活…日経エレクトロニクス
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【第4部:エネルギー編】植物に近づく人工光合成、昆虫の体液や微生物で発電も
エネルギー分野では、植物の光合成を模倣した人工光合成の研究に注目が集まっている。CO2を削減しつつ、ギ酸やメタンといったエネルギー源になる物質を生成できるからだ。昆虫の体液や微生物を使って発電する、ユニークな燃料電池も登場している。日経エレクトロニクス
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「サメではなくイルカ」模倣で性能とブランドを向上
生物模倣は、高機能化に加え、ブランドイメージの向上にもつながる。実際、化粧品メーカーの中には、「Biomimmicry」を全面に押し出して商品をアピールするところもある。生物由来ということで、安全、安心といった良いイメージをユーザーに与えられるからだ。日経エレクトロニクス