未来像を描いて開発を
 「ソーシャルホスピタル」を読みました。これからの高齢化社会が抱える課題に対して、重要な方向性の一つだと思います。ある意味で、今の技術リソースを活用すればどんなことも実現できるように思えますが、重要なことは実現すべき未来像を具体的に描いて進めることだと思います。技術的に実現できることから提供するサービスを提案していくのではなく、何が求められているのか、または求められるようになるのか。このようなニーズに根差して、提供するサービスやハードを決めていく必要があると思います。ここで重要となるのは、提供側の価値とか事情ではなく、顧客にどんな価値を提供するのか、という事でしょう。(長沢清人、東京都、65歳)

セキュリティーやプライバシーも重要
 「ソーシャルホスピタル」を読んだ。ソーシャルホスピタルと称した新分野への期待は分かるが、事業者の取り組みやバラ色の展望のみで、注意深く取り扱うべき個人の変えようのない生体情報を扱うことへのリスクは全く語られていない。組み込み分野では実装にばかり目が行き、セキュリティーやプライバシーへの配慮が乏しい者は少なくないように感じられ、最近では何でもカネに変えようとする事業者たちが跋扈しており、ビッグデータという言葉を隠れ蓑にこの分野へなだれ込み、好き放題しかねないと危惧している。新分野の事業に冷や水を浴びせると憤る者もいるだろうが、取り返しの付かない状況へと至る前に警鐘を鳴らしてほしい。(匿名希望、大阪府、46歳)

CESの記事は面白かったが…
 CESに行けなかったので、「ウエアラブル機器が促す、現実世界のデジタル化」の内容は面白かった。ウエラブル以外でのCESの情報や、動向を記事にして頂けたら、これも参考になったと思う(Tech-On!の中でも取り上げが少なかった)。昨年・一昨年との比較や、来年・再来年に向けての予測記事が欲しいところです。(大島良知、神奈川県、60歳)