3世代目が登場した「ぶるなび」
3世代目が登場した「ぶるなび」
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 前、右、左…。

 名刺の半分程度の大きさの機器を指先でつまんでいるだけで、前後左右に引っ張られる感覚が生じる。そんな装置が開発された。NTTのコミュニケーション科学基礎研究所(NTT CS研)が開発した「ぶるなび3」だ(図1)。2014年2月13~14日に開催された「NTT R&Dフォーラム2014」(東京都三鷹市)で初披露した。利用者に対して地図なしでの道案内が可能になるという。

図1 指でつまめるほど小型化した「ぶるなび3」
図1 指でつまめるほど小型化した「ぶるなび3」
指でつまんで利用する。前後左右に力を感じるのでその方向に利用者を誘導することができる(a)。ぶるなび3の内部構造については非公開だが、力を感じさせたい方向に重りを素早く動かすという原理は前世代のものと同じという(b)。
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