会場の様子
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 デジタルカメラ市場の縮小が止まらない。カメラ映像機器工業会(CIPA)によれば、2013年のコンパクト型デジタルカメラの総出荷台数が前年から約41.4%も減少した。2014年の見通しも明るくない。CIPAは、2014年のデジタルカメラの総出荷が、対前年比19.6%減の5050万台になると推定した(図1)。苦境の原因ははっきりしている。スマートフォンの影響だ。富士フイルム代表取締役社長・COOの中嶋成博氏は「現在、カメラ業界は大きな転換点を迎えている」と認める。

図1 過渡期を迎えるデジタルカメラ市場
図1 過渡期を迎えるデジタルカメラ市場
デジタルカメラの出荷台数は、2010年をピークに減少を続けている。(図:CIPAの データを基に本誌が作成)
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