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第1位 電子立国は、なぜ凋落したか(第5回)
寄稿(2014年1月6日号 特別企画)

 1970年9月、米IBM社は同社汎用コンピューターの最新鋭機「システム/370モデル145」のメーンメモリー(主記憶)に、半導体メモリーを採用すると発表した。半導体業界の人々には、この発表は「神の再臨を告げるトランペットのように聞こえただろう」[「米IBM社 ICメモリーに全力投球」、『日経エレクトロニクス』、1970年12月1日号(特別情報版)、pp.38─39(原典はElectronics、Oct. 12、1970)]。コンピューターメモリーという大市場が、こうして出現する。