積水化学工業は、従来のLiイオン2次電池と比べて電力容量を3倍、生産性を10倍にできるSi系負極材とゲル状の電解質を開発した(図1)。同社はこれらを電池メーカーに販売するのではなく、他社から購入する正極材やセパレータなどと組み合わせて自らLiイオン2次電池セルを製造する考えである。

図1 Liイオン2次電池セルの外観
ラミネート型セルで、折り曲げられる。
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