オムロンオートモーティブエレクトロニクスは、現時点で最も効率が高く、小さいとみられる車載充電器を開発中で、2年後の実用化を目指している。SiCやデジタル制御といった技術を積極的に採用した。車載電源部品では後発のオムロンだが、同技術をテコに自動車事業を拡大する考えだ。(本誌)

図1 効率92.9%超、電力密度1.2kW/Lの車載充電器を量産する計画
2016年ごろまでに量産化するメドが立った。
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 オムロンオートモーティブエレクトロニクスは、最大効率が92.9%以上と高く、体積が約6.6Lと小さい車載充電器を実現するメドを付けた(図1)。出力が最大6.6kWのもので、日米欧の家庭用100~240V電源で充電するプラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)に使える。2016年ごろに量産することを目指す。