ドイツVolkswagen社はモジュールアーキテクチャの実現に多くの工数をかけている。シナリオプランニングで将来を先読みし、製品ロードマップやモジュールアーキテクチャを構築し、競争力を長く保てるモジュールを開発している。

 Volkswagen社が採用した「MQB(横置きエンジン用モジュラーマトリックス)」は、車全体の60%を標準のモジュールの組み合わせでカバーし、車種ごとに開発する部分を40%に抑えることで、開発効率を大幅に高めるものだ。