パナソニックが、熱電変換デバイスの新しい製造技術を開発した。材料は熱電変換素子としてよく知られたビスマス(Bi)-テルル(Te)系だが、素子自体が小さく薄いことから狭い面積に多数の素子を並べられる。このため、熱電変換モジュールにすると従来の同等性能のそれに比べて面積を1/4、高さを1/3に小型化できる(図1)。

図1●パナソニックが開発したπ型熱電変換モジュール
写真左が開発した試作品。従来の一般的なモジュール(写真右)に比べて面積は1/4で同等の発電能力がある。高さも従来品の1/3程度と小型・薄型化できる。
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