56年ぶりに東京で開催される「2020年オリンピック・パラリンピック競技大会」(以下2020年東京五輪)まで7年弱。1964年の東京五輪ではテレビの普及、交通機関や都市基盤の整備などによって大きな経済効果があったとされ、製造業にも大きなチャンスをもたらした。2020年東京五輪についても、大きなチャンスになるとの意見が多い。ただし、具体的な取り組みをどうするかは、これから検討する企業が多いようだ。

Q1 2020年東京五輪はビジネスチャンスになると思うか

 回答者の勤務先にとって「チャンスになると思う」との回答が約6 割を占め、「チャンスになると思わない」の約2倍だった。オリンピック・パラリンピックは何らかの形で、多くの企業の事業に対してプラスの効果があると見てよいだろう。