メガソーラー関連ビジネス生き残りの条件

【日程】2014年1月29日(木)
【場所】化学会館(東京・神田駿河台)

 日本での大規模太陽光発電所(メガソーラー)は、固定価格買い取り制度(FIT)の高額な電力買い取り価格を背景にブームになっています。一方、世界では太陽光発電システムの価格の急落に応じてFITの買い取り価格の大幅な低減が進んでいます。この動きは日本でも早晩始まり、甘い見通しに基づくメガソーラーは、淘汰されていくでしょう。

 講師の産業技術総合研究所 太陽光発電工学研究センター 主任研究員 櫻井啓一郎氏は、日本でFITが始まる何年も前からFITを詳細に研究し、その威力と課題の両方に精通しています。FITを日本に導入する際、櫻井氏は、買い取り価格が高すぎると歪みも大きくなると懸念していました。今のブームに伴って課題が噴出している現状は、その懸念を裏付けています。また、櫻井氏は、太陽光発電システムの発電特性や技術的課題についても非常に詳しい方です。今回は、制度変更の波を生き残れるメガソーラーを敷設、運営していく上で必須となる知識を、トラブルシューティングなども交えて解説してもらいます。

(野澤 哲生)

Trillion Sensors Summit Japan 2014
~1兆個のセンサが医療/農業/建物/交通を覆う~

【日程】2014年2月20日(木)~21日(金)
【場所】コングレスクエア(東京・中野)

 毎年1兆個のセンサを活用する。そのような”Trillion Sensors Universe”の実現に向けて、米国は産学連携の取り組みを推し進めています。1兆個は、現在のセンサ需要の100倍、世界の70億人が150個ずつ使う規模です。

 Trillion Sensors Universeでは、医療・ヘルスケア/流通・物流/農業/社会インフラなどのあらゆる部分が、センサで覆われ、コンピュータにつながります。ビッグデータの適用範囲を一層広げ、社会や生活を大きく変えることになるでしょう。

 こうした動きは、2013年10月に米国で開催の会合「TSensors Summit」に始まりました。「Trillion Sensors Summit Japan 2014」は、その日本版です。提唱者が来日してビジョンを語り、賛同するICT(情報通信技術)業界のリーダー(米Google社傘下の米Motorola Mobility社、米Intel社)も登壇します。さらに、1個ずつにセンサを搭載した錠剤や使い捨てイメージ・センサなどの斬新な技術について、技術責任者が自ら解説します。

(三宅 常之)

関連する情報はこちらでご覧いただけます。
http://techon.nikkeibp.co.jp/seminar/

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